英語リスニングはできるのに話せない—その矛盾を解消する方法
「聞けるのに話せない」—この違和感、僕もずっと感じていました
TOEICのリスニングパートは得意。海外ドラマも字幕なしで理解できる部分が増えてきた。ポッドキャストもだいたい聞き取れる。なのに、いざ自分が話そうとすると、言葉が全然出てこない。頭の中では言いたいことがあるのに、口が動かない。相手の英語はわかるのに、自分の英語は出せない—この矛盾に、あなたも苦しんでいませんか?「聞けるなら話せるはずなのに」と自分を責めたり、「やっぱり実践が足りないのかな」とオンライン英会話に挑戦しても、結局うまく話せず落ち込んでしまう。でも安心してください。リスニング力とスピーキング力は、まったく別の能力です。聞けるのに話せないのは、当然の状態なんです。そして、その理由がわかれば、解決の糸口も見えてきます。
「受信」と「発信」—脳が使う回路は根本的に異なる
リスニングができるということは、英語を「理解する回路」は育っている証拠です。これは素晴らしいことです。でも、残念ながらその回路は、話すときには使えません。
なぜなら、リスニングは「受信」の作業だからです。相手が話した英語を、脳が処理して意味を取り出す。この時、僕たちは相手が提供してくれた英語の「完成品」を受け取っているだけです。文法構造も、単語の選択も、すべて相手が決めてくれています。僕たちはそれを聞いて、理解すればいい。
ところがスピーキングは「発信」です。ゼロの状態から、自分で英文を設計して、組み立てて、音にして出す必要があります。この作業は、リスニングとはまったく別の脳の領域を使うんです。
わかりやすい例えで言うと、リスニング力は「料理を食べて美味しいかどうか判断できる能力」、スピーキング力は「自分で料理を作れる能力」です。どんなに味覚が優れていても、それだけでは料理は作れませんよね。レシピを知り、食材を切り、火加減を調整する—別のスキルが必要です。英語も同じなんです。
さらに、多くの人が見落としている重要な点があります。それは、リスニングには「時間的猶予」があるということです。聞き取れなかった部分は、次の文脈で補えます。わからない単語があっても、全体の意味から推測できます。ところがスピーキングは、相手が待っています。数秒以内に英文を組み立てて、口から出さなければならない—このプレッシャーの中で、瞬時に英語を生成する力が求められるんです。
あなたがリスニングで培ってきた「理解力」は、もちろん大切です。でも、それだけでは「生成力」は育ちません。インプットをいくら増やしても、アウトプットの練習をしない限り、話せるようにはならないんです。これは、サッカーの試合をいくら観戦しても、自分がプレーできるようにならないのと同じです。
そしてもう一つ、見逃せない理由があります。それは「英文を組み立てる型」が身体に入っていないこと。リスニングでは、相手が作った英文の「完成形」だけを見ています。でも、その文がどういう手順で組み立てられているか、どの語順でどの文法を使うべきか—その「作り方」は、聞いているだけでは身につきません。レシピを読まずに料理を見ているだけでは、作り方がわからないのと同じです。
「発信する力」を育てる—理解から生成への転換トレーニング
では、どうすれば「聞ける」から「話せる」に移行できるのでしょうか。
鍵は、英文を組み立てる「筋肉」を鍛えることです。リスニングで培った理解力を土台にしながら、そこに「瞬時に英文を作る力」を上乗せしていきます。
具体的には、日本語の文を見たら、0.5秒以内に英語に変換する練習を繰り返します。この時、頭の中で考える時間を徹底的に削っていくことが重要です。最初は時間がかかっても構いません。でも、同じ文型を何度も何度も練習することで、やがて「考えずに口から出る」状態になります。これが「型が体に入る」瞬間です。
次に大切なのが、文法パターンを「使える形」でストックすること。例えば、”I’d like to…” というフレーズ。リスニングでは理解できても、実際に使おうとすると出てこない—そんな経験ありませんか?これは、パターンを「知識」としては持っているけど、「使える武器」としては持っていないからです。
このパターンを使った例文を10本、20本と瞬間的に作る練習をすると、そのパターンが「自分の持ち駒」になります。”I’d like to visit Tokyo.” “I’d like to ask you a question.” “I’d like to try this one.”—こうしたバリエーションを自動的に作れるようになると、実際の会話で応用が効くようになります。
そして、ここが多くの学習者が気づいていない点なのですが、聞き取れるフレーズを「音のまま」記憶することも効果的です。リスニングで出てきた自然なフレーズを、そのまま口に出して練習する。文字で覚えるのではなく、音とリズムで体に染み込ませる。すると、実際の会話でそのフレーズが自然に口から出るようになります。
こうした練習を通じて、あなたの中に「英語を発信する回路」が育っていきます。リスニングで培った理解力が、スピーキング力に変わっていく—その転換点が、必ず訪れます。
「聞ける」を「話せる」に変える—具体的なステップを知りたい方へ
リスニング力があるあなたには、実はすでに大きなアドバンテージがあります。英語の音、リズム、自然な表現—これらをすでに体感しているからです。あとは、その知識を「使える形」に変換していくだけ。
僕が配信している無料メール講座では、「受信力」を「発信力」に転換する具体的なトレーニング法を、ステップバイステップで紹介しています。どんな文法パターンから始めるべきか、リスニングで学んだ表現をどうやって会話で使えるようにするか、瞬発力を高めるための練習法は何か—これまで「なんとなく」だった部分が、クリアになっていくはずです。
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